JA共済連富山では、交通事故のない安全で安心な地域づくりを目指し、毎年秋の交通安全運動の時期に合わせて各市町村にカーブミラー(道路反射鏡)を寄贈しています。平成29年度は9月に100基を寄贈し、活動を始めた平成4年度からの通算は2,600基となりました。寄贈されたカーブミラーは、県内の全市町村で構成する富山県国道等道路事業促進協議会が窓口となって各市町村に配分され、危険箇所への新設、老朽化したものや破損したものの交換に活用されています。
富山県内の交通事故の発生件数は平成15年を境に毎年減少していますが、高齢者が関わる事故の割合は高いままです。事故で亡くなった方をみると、平成27年から28年の場合、全体の約70%が高齢者となっています。しかし、車を運転しているとき、見通しの悪い道に設置されたカーブミラーをしっかり確認することで、出会い頭の衝突事故や歩行者や自転車との接触事故のリスクが減少します。
JA共済連富山では、今後もこの活動を続け、県内各市町村の道路に「JA共済」の名前が入ったカーブミラーを順次設置して事故の減少に寄与することを期するとともに、安全で安心な地域づくりにも貢献していきたいと考えています。
平成29年9月