JA共済連兵庫は、兵庫県内の農業大学、農業高校向けに実習用の農機具・設備を寄贈。背景として、将来の農業の担い手を育成することが重要課題となっている中で、農業系学校の学生たちに、より実践的で充実した学習環境で学んでいただけるように、ぜひ支援をしたいという強い想いがありました。
本年度は、兵庫県立農業大学校(加西市)には「ポット土入れ機」および「ブリッジコンベア」「ミニホイールローダー」「養牛カメラ」、兵庫県立淡路高等学校(淡路市)には「田植機」「コンバイン」、兵庫県立氷上高等学校(丹波市)には「色彩選別機一式」、兵庫楽農生活センター(神戸市)には「防虫ネット展張工事(パイプハウス5棟)」「黄色灯設置工事(パイプハウス5棟)」に加え、「遮光ネット資材(パイプハウス5棟)」を寄贈しました。十数年前の機器を使っていた実習に最新の機器を導入できたことで、より実践的な実習が可能となり、さらには授業内容の高度化および、学生の学力・技術の向上にもつながっています。学生や先生方から「地元で就農をするにあたってすぐに役立つような実習ができてありがたい」というお言葉や、「これまでできなかった、より科学的な実習ができた」との実習成果の報告をいただき、大変嬉しく感じています。
学生の中にはJAへの就職希望者も多いことを受け、JA共済連兵庫は、JAと学生との協力関係を深めるとともに、今後も次代の農業を担い、地域における農業の振興などに指導的役割を果たす感性豊かな人材の育成をめざしてまいります。
令和元年10月