JA共済連青森は、自然とのふれあいを通して森が地域や農業にもたらす恩恵や役割について学びながら、参加者同士の絆を深めることを目的に昨年2017年度からスタートした、「JA共済きずなの青い森プロジェクト」を本年度も開催しました。
昨年度まで協力いただいた企業・団体のほか、今年度は青森県生活協同組合連合会ならびに生活協同組合コープあおもりにも協力をいただき、2018年7月25日(水)には平内町立小湊小学校の4~6年生までの児童と保護者、それに先生の計49名、2018年10月4日(木)にはJA青森女性部と町内のシニアボランティア団体「もつけ衆」、青森市内の各生活協同組合の組合員ら計29名に参加いただきました。
JA共済きずなの青い森(平内町弁慶内地区)、平内町立山村開発センター(平内町)で開催した本プロジェクトは、自然の中での体験を中心に、楽しみながら学べる内容となるよう、「森林」「食育」「木工クラフト」の3つのプログラムで構成されています。
「森林プログラム」では山林の除間伐作業の見学や生息する草木の観察と、薪割りや植樹体験を。次の「食育プログラム」は、今年度からコープあおもりの「食の安全・安心活動チーム」の協力を得ることで、食育ビンゴ(郷土料理でビンゴ)や野菜の顔当てクイズ(野菜・果物の切り口のカードを見せながら、名前をあてる)、県産食材の紹介、これらを用いたバーベキューを実施しました。昨年度よりも食育プログラムが充実したことで、子どもたちに食に関する知識を楽しく学んでもらうことができました。
最後の「木工クラフトプログラム」では間伐材を利用したランチョンマット作りを行うなど、参加者がさまざまな形で森と触れ合う機会を設けました。
プログラム終了後、参加した子どもたちからは、「お母さんと協力して、ランチョンマットを作れた。また作ってお父さんに伝えたいです」、「これからは自分達で自然を守っていきたいし、木工クラフトプログラムをまたやりたいです」、「木を切る時にルールがある事が分かった。青森県の食料自給率が120%ということが分かった」、「今日、私は森林の木材や食育の大切さを知る事ができました」という感想を、保護者の皆さまからは、「森林に触れる機会が少ないのでとても良かったです。木工プログラムのみの参加でしたが次回は全プログラムを体験したいです。冬の森林も見てみたいと思います」など、励みになる言葉をいただきました。
今年度は地元の生活協同組合に協力をいただいたことで、昨年度よりも大きな賑わいをみせました。次年度は、同じ地域で活動する地元の漁業協同組合と連携したプログラムの実施を検討しています。JA共済連青森では今後もこの地域貢献活動を通じて、組合員・地域住民の皆さまとの絆づくりを強化し、地域・農業の活性化に取り組んでいきます。
2018年7月・10月