JA共済連青森は県下JAの組合員をはじめとした、地域住民の皆さまの健康管理・増進活動の一環として、「~みんな元気に笑顔で暮らそう~JA共済ヘルスアップ講座」を実施しました。会場では医師による講演・ヘルスチェックや、JA共済オリジナルのレインボー体操の紹介、人気落語家によるお笑いイベントなど、たくさんの催しが行われました。来場した方には、記念品の「できるだし青森野菜ミックス」をお渡ししました。

 ※青森県内で生産された農林水産物の合計重量が、原材料のうちで最も高い割合を占める出汁商品。

 青森県では、都道府県別ランキングで最下位となった平均寿命の伸長や、高齢化が進む第一次産業従事者の健康増進が急務となっています。こうした現状を踏まえ、青森県本部は地域・農業活性化積立金を活用し、組合員やその家族、地域住民の皆さまの健康づくりに寄与するイベントとして、当講座を企画しました。講座は計3回実施し、第1回は613日(水)に富士屋グランドホール(十和田市)、第2回は88日(水)にフォルトーナ(弘前市)、第3回は1031日(水)にホテル青森(青森市)にて行いました。毎回300名以上の方々が訪れ、参加者の総数は1,000人を超えました。

 講座は、食・健康・笑いの3本柱で構成されており、最初に参加者の皆さまへ津軽りんごなど青森県産の食材をふんだんに使用した彩り豊かな「JA健康寿命100歳弁当」を提供。お弁当に舌鼓を打った後は、JA共済オリジナルのレインボー体操を実施し、参加者全員で体を温めました。体操が終わると、青森県本部 小山主税本部長が主催者挨拶を行い、「県民の健康増進が課題となる中、まずは組合員の皆さまの健康づくりの一助になればという想いで本イベントを開催した。健康のヒントを得たあとは思いきり笑って、明日への活力としてほしい」と参加者に呼びかけました。

 続いて、弘前大学大学院医学研究科 社会医学講座 特任教授 中路重之先生と、青森県立中央病院 整形外科統括部長 伊藤淳二先生の講演を実施。両先生が話す加齢とともに発生リスクが高まる骨粗しょう症などの身近な症状についての解説に、参加者の皆さまも熱心に聞き入っていました。中路特任教授は、「まずは健康や病気に関する知識を持ち、体調が優れない時は我慢せず病院に行くことが大切」と説明。伊藤先生は「加齢とともに骨が弱くなると理解したうえで運動し、骨折を未然に防いでほしい」と語り、気軽に実践できる体操を紹介してくださいました。

 講座のラストを飾ったのは、テレビ番組でもお馴染みの落語家 林家木久扇さん。ご自身の喉頭がん治療の経験や師匠との思い出など、ユーモアたっぷりのトークに、会場は拍手喝采で大盛り上がり。講座は沢山の笑い声と笑顔で締めくくられました。

 参加者の皆さまからは、「怪我や病気についての知識を得たからこそ、身近なところから健康づくりを始めたい」、「たくさん笑うと気分が明るくなり、健康にもつながると感じた。今度は友人も誘って参加したい」などの声が寄せられ、大きな手ごたえを感じることができました。JA共済連青森では、来年度以降も講座を継続し、地域の皆さまが元気に笑顔で暮らすことのできる地域社会づくりに貢献していきたいと考えています。

20186月・8月・10