JA共済連青森は、平成29年度からJA共済ビジネスサポート株式会社と森林組合あおもりの協力のもと、「JA共済きずなの青い森プロジェクト」を本年度からスタートしました。これは浅虫夏泊県立自然公園内にある「JA共済きずなの青い森」を自然と触れ合う教育の場として活用し、森が地域や農業にもたらす恩恵や役割について学びながら、参加者同士の絆を深める活動です。夏休み期間中の平成29年7月28日(金)には平内町立小湊小学校の児童と保護者の計30名、平成29年10月5日(木)にはJA青森女性部と町内のシニアのボランティア団体「もつけ衆」の計22名の皆さんに参加いただきました。
本プロジェクトは自然の中での体験を中心に、楽しみながら学べる内容になるよう、「森林」「食育」「木工クラフト」の三つのプログラムで構成されています。「森林プログラム」では山林の除間伐作業の見学や生息する草木の観察と植樹体験を、「食育プログラム」では県産のブランド米、肉、野菜、りんごなどの豊富な食材を紹介するとともに、これらを用いたバーベキューを実施しました。また「木工クラフトプログラム」では工芸教室から講師を招いて、間伐材を利用した編みかご作りを行うなど、参加者がさまざまな形で森と触れ合える機会を設けました。
本プロジェクトを通じて森を遊びの場として認識してもらい、普段森で遊ぶことが少なくなってきた子どもたちにも、自然と触れ合う機会を増やす手助けができればと考えています。また、大人の方には、ヒバの苗木の植樹を体験していただくことで、今ある森の形成には何十年もかかり、再生にも同様に時間がかかるため、森の維持管理が重要であることを再認識してほしいと思います。
今後は生協等にも協力を得ながら新たな協同組合間協同を展開し、地域社会の活性化につなげたいと思います。

平成29年7月・10月