岩手ひっつみ
つるっとのど越しのよいひっつみがスープとからんで心も体も温まる
材料(2人前)
- 鶏もも肉1/2枚(100g)
- にんじん1/4本
- ごぼう1/2本
- 生しいたけ2個
- まいたけ1/2パック
- ねぎ1/3本
- だし汁4カップ
- A
- 中力粉100g
- 水1/4カップ
- B
- しょうゆ大さじ1 1/2
- みりん大さじ1
- 砂糖大さじ1/2
- 塩小さじ1/2
- サラダ油小さじ1
作り方
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※中力粉がない場合は、薄力粉と強力粉を1:1で合わせてください。
生地を作る。ボールにAを入れ、生地がまとまって耳たぶくらいの堅さになるまで混ぜ合わせる。堅ければ水(分量外)を小さじ1ずつ加えながら再び混ぜ合わせる。取り出して表面がなめらかになるまで5分ほどこね、ぬれぶきんをかぶせて3時間以上おく。 -
鶏肉は小さめの一口大に切る。にんじんは皮をむき、厚さ3mmのいちょう切りにする。ごぼうはささがきにし、冷水に5分さらして水けをきる。しいたけは石づきを切り、4等分にさく。まいたけは石づきを切り、食べやすい大きさにほぐす。ねぎは斜め切りにする。
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鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、鶏肉を入れて焼き色がつくまでさっと炒める。ごぼう、にんじんを加えてさっと炒める。だし汁を加えて煮立て、アクを取って火を少し弱め、15分ほど煮る。きのことBを加えて煮立て、1を適量ちぎって引っぱりながら薄くのばし、加える。5分ほど煮てねぎを加え、さっと煮て器に盛る。
料理説明
小麦粉をこねて薄く伸ばしたものを手でちぎり、季節の野菜とともに煮込む、岩手で古くからおふくろの味として親しまれてきた「すいとん」の一種。手でちぎることを方言で「ひっつむ」と言うことから、ひっつみと呼ばれています。古くはご飯が足りないときに主食として食べることも多かったと言われ、のどごしがよく、寒い冬も体が芯から温まります。