JA共済連岩手は平成28年4月28日に盛岡市の県営運動公園内にある交通公園に、交通安全教育用教材として、自転車や三輪車など計80台を寄贈しました。
昭和53年度に実施してから今年で4回目となるこの活動は、交通事故のない安全な地域づくりを目指し、子どもたちを交通事故から守りたい!そんな思いをこめて実施しているものです。
県運動公園交通公園管理事務所で行われた贈呈式には、JA共済連岩手運営委員会の田沼征彦会長も出席して「安全で快適な交通社会の実現に役立ててください。」と挨拶を述べると、県教育委員会の菊池透教育次長からは、長年にわたる自転車の寄贈に対して感謝の言葉をいただきました。
この公園は家族で楽しく交通ルールを学べる施設として、年間約3万人以上の人に親しまれており、寄贈した自転車は交通事故防止のため子供たちに自転車の正しい乗り方、ルールを学んでもらうために使用されます。
JA共済連岩手は、これからも「豊かで安心して暮らせる地域社会づくり」に向け、地域における交通事故対策に貢献していきたいと考えています。
岩手県の地域貢献活動のご紹介
岩手県のご紹介
岩手県は本州の北東部に位置し、その広さは北海道に次ぐ面積で四国四県をひと回り小さくしたほどの大きさです。内陸部の大部分は山岳丘陵(きゅうりょう)地帯で占められ、西側に奥羽山脈、これと平行して東部に北上(きたかみ)高地が広がり、この間を北上川が南に向かって悠々と流れています。沿岸部は日本における代表的なリアス式海岸で、その沖合いは世界有数の三陸漁場。そこで採れる岩手の「あわび」は日本一の漁獲量を誇り、今では国内のみならず世界からも高い評価を受け、海外の食通たちをも唸(うな)らす最高級品とされています。
「赤身が美味しい和牛」として、知る人ぞ知る「日本短角(たんかく)種」(短角牛)も岩手の特産のひとつです。脂肪分は少なくアミノ酸はたっぷり。本当の肉好きに選ばれている「いわて牛」もおススメのひとつです。それから、岩手といえば「盛岡三大麺」を語らずにはいられません。コシの強い麺にコクのあるスープの「盛岡冷麺」。平麺と肉味噌が絶妙の「盛岡じゃじゃ麺」。お給仕さんが、一口大の蕎麦を次々にお椀に入れてくれる「わんこそば」。岩手にお越しの際には、是非とも食べてみてください。
また、豊かな自然や奥深い歴史・文化にあふれた岩手は、見所もいっぱいです。
「さながら極楽浄土のごとし」と、目の前に広がる風景に感嘆したことから名付けられたともいわれている陸中海岸の代表的な景勝地「浄土ヶ浜」。世界でも有数の透明度を誇るドラゴンブルーの地底湖の水深は98mと、日本三大鍾乳洞に数えられ国の天然記念物にも指定されている「龍泉洞(りゅうせんどう)」。別名「南部片富士」とも呼ばれ、標高2038mと岩手県の最高峰である「岩手山」。とくに、新緑の時季の盛岡駅から市街地へ行く途中にある「開運橋」から眺める岩手山と北上川は、筆者が個人的に大好きなアングルのひとつです。
世界遺産の平泉は、平安時代末期に奥州藤原氏が黄金文化で栄えた時代の寺院や遺跡が多く残り、マルコ・ポーロの「東方見聞録」で「黄金の国ジパング」と紹介したのは、中尊寺金色堂が元となり聞き伝わった話との説もあるようです。
美味しい食と風光明媚な自然、そして真面目でおとなしく、寡黙で口下手な岩手県人が、いつでも皆さまをお待ち申しあげております。