鹿児島県は、日本の西南部に位置し、その総面積は約9188㎢で全国第10位です。2643kmの長い海岸線を持ち、太平洋と東シナ海に囲まれた南北約600kmにわたる広大な県土を有しています。
鹿児島県といえば、なんといっても『桜島』。桜島は、北岳・中岳・南岳と3個のコニーデ式火山が相接している複合活火山で、今も噴煙を上げ灰を降らせている、高さ1,117m、周囲約25km、面積約80k㎡の世界的な火山です。古代から噴火の記録が多く残っています。最近の大きな噴火といえば大正3年に起きた噴火で、この時に大隅半島と地続きになったそうです。1954年3月15日に、県の名勝に指定されました。頻繁に噴火し、噴煙がもくもくと上がる様子を毎日のように観察できる火山は、世界中探してもなかなかありません。特に、夜間の噴火は火口から赤い光が飛び散る様が見れて迫力満点です。ある時は雄大に、またある時はやさしく、そして時折、空高く噴煙をあげる姿は、自然が創りあげた芸術作品です。そして、桜島だけではありません。鹿児島県には、日本で初めて世界自然遺産に登録された屋久島や、珊瑚礁や稀少な野生動植物が見られる奄美大島をはじめとする特色のある島々があり、緑あふれる森林、変化に富んだ長い海岸線など、多彩で豊かな自然環境に恵まれています。また、平成27年7月には、旧集成館機械工場(現在の尚古(しょうこ)集成館本館=鹿児島市)などを含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界遺産一覧表に記載され、日本の近代化の礎となった産業遺産が多く存在しています。
さらに鹿児島県は、九州で第1位、全国第4位の農業生産額を誇る、食の宝庫でもあります。多くの農林水産物は“かごしまブランド”として注目を集めています。なかでも、『黒』がつく畜産物は鹿児島の代名詞。黒牛・黒豚・黒酢・黒糖など『黒』に代表される食文化が根付いており、質の高い素材にあふれています。古くから交易の中心地として栄え、鉄砲やキリスト教の伝来の地としても有名であり、その海外との長い交流の歴史・文化は、薩摩切子や大島紬(つむぎ)などの伝統工芸や、焼酎づくりの技術など、今も県内各地に息づいています。また、明治維新においては、「せごどん」こと、西郷隆盛をはじめ幾多の人物を輩出するなど、中世から近代に至るまでの豊富な歴史も、鹿児島の大きな魅力の一つです。2018年は明治維新から150年、大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」もスタート。東京オリンピックの開催される2020年には、かごしま国体も予定されており、鹿児島は、ますます盛り上がりを見せています。
鹿児島県は、日本の西南部に位置し、その総面積は約9188㎢で全国第10位です。2643kmの長い海岸線を持ち、太平洋と東シナ海に囲まれた南北約600kmにわたる広大な県土を有しています。
鹿児島県といえば、なんといっても『桜島』。桜島は、北岳・中岳・南岳と3個のコニーデ式火山が相接している複合活火山で、今も噴煙を上げ灰を降らせている、高さ1,117m、周囲約25km、面積約80k㎡の世界的な火山です。古代から噴火の記録が多く残っています。最近の大きな噴火といえば大正3年に起きた噴火で、この時に大隅半島と地続きになったそうです。1954年3月15日に、県の名勝に指定されました。頻繁に噴火し、噴煙がもくもくと上がる様子を毎日のように観察できる火山は、世界中探してもなかなかありません。特に、夜間の噴火は火口から赤い光が飛び散る様が見れて迫力満点です。ある時は雄大に、またある時はやさしく、そして時折、空高く噴煙をあげる姿は、自然が創りあげた芸術作品です。そして、桜島だけではありません。鹿児島県には、日本で初めて世界自然遺産に登録された屋久島や、珊瑚礁や稀少な野生動植物が見られる奄美大島をはじめとする特色のある島々があり、緑あふれる森林、変化に富んだ長い海岸線など、多彩で豊かな自然環境に恵まれています。また、平成27年7月には、旧集成館機械工場(現在の尚古(しょうこ)集成館本館=鹿児島市)などを含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界遺産一覧表に記載され、日本の近代化の礎となった産業遺産が多く存在しています。
さらに鹿児島県は、九州で第1位、全国第4位の農業生産額を誇る、食の宝庫でもあります。多くの農林水産物は“かごしまブランド”として注目を集めています。なかでも、『黒』がつく畜産物は鹿児島の代名詞。黒牛・黒豚・黒酢・黒糖など『黒』に代表される食文化が根付いており、質の高い素材にあふれています。古くから交易の中心地として栄え、鉄砲やキリスト教の伝来の地としても有名であり、その海外との長い交流の歴史・文化は、薩摩切子や大島紬(つむぎ)などの伝統工芸や、焼酎づくりの技術など、今も県内各地に息づいています。また、明治維新においては、「せごどん」こと、西郷隆盛をはじめ幾多の人物を輩出するなど、中世から近代に至るまでの豊富な歴史も、鹿児島の大きな魅力の一つです。2018年は明治維新から150年、大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」もスタート。東京オリンピックの開催される2020年には、かごしま国体も予定されており、鹿児島は、ますます盛り上がりを見せています。