富山ぶり大根
食欲をそそる甘辛い煮汁をたっぷり含んだ大根とぶりが美味
材料(2~3人前)
- ぶりのあら(頭やかまなど)400g
- 大根1/2本(500g)
- 米のとぎ汁3カップ
- しょうが1かけ
- ねぎ1/4本
- 酒1カップ
- 水2カップ
- A
- 砂糖大さじ1 1/2
- みりん大さじ2
- しょうゆ大さじ2 1/2
作り方
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ぶりのあらは耐熱ボールに入れて熱湯を回しかけ、すばやく湯を流して冷水で血合いなどを洗い流し、水けをきる。大根は皮をむき、厚さ2cmの半月切りにする。米のとぎ汁とともに鍋に入れて沸騰させ、15分ほどゆでて流水でさっと洗う。しょうがは皮をむき、細切りにする。ねぎは縦にまっすぐ切り込みを入れてしんを取り、細切りにする。冷水につけてもみ、水けをしぼる。
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フライパンに水と酒を入れて強火にかけ、煮立ったらぶりのあらを加える。アクを取りながら2~3分ほど煮て大根、しょうが、Aを加え、8分煮る。しょうゆを加えてオーブン用シートで落としぶたをし、30分ほど煮る。器に盛り、ねぎをのせる。
料理説明
成長に伴って何度も名を変えることから、縁起のよい出世魚として知られるぶり。富山湾では良質のぶりが多くとれるため、さまざまなぶり料理が親しまれ、ぶりのあらと大根をしょうゆで煮つけるぶり大根もその一つ。娘の健康と娘婿の出世を祈願して嫁ぎ先にぶりを贈る習慣は今でも残り、冬に旬を迎える郷土料理として現在は全国的に知られています。