島根県は中国地方の北部にあり、東は鳥取県、西に山口県、南は中国山地を隔てて広島県に接しています。島根半島の北方40〜80kmの海上には世界ジオパークに認定された隠岐諸島があります。また、島根県は東西の距離(安来市〜津和野町)が約230kmと細長く日本海に面しています。
それでは、「神々つどうご縁の国」島根県が日本・世界に誇れるものをご紹介します。
安来市の足立美術館には、横山大観や北大路魯山人などの魅力的な作品を収蔵していますが、50,000坪を誇る広大な日本庭園はアメリカの日本庭園専門誌で2003年から14年連続日本一の評価を受けています。
宍道湖(しんじこ)の夕日が美しい水の都松江市の松江城は別名「千鳥城」とも呼ばれ、2015年7月に国宝に指定されました。松江城を囲む堀を小船で巡る「堀川めぐり」にも乗ってみてください。
縁結びの神様で有名な出雲市にある出雲大社御本殿は「大社造り」と呼ばれる日本最古の神社建築様式で建てられており、国宝に指定されています。神楽殿には重さ5tの日本一の「大注連縄(おおしめなわ)」、参道入口南には日本一の大鳥居があります。すぐそばには島根県産ぶどう100%の島根ワイナリーがあります。島根和牛のバーベキューとともに味わってください。
大田市には「周辺の自然環境と共存した産業遺跡」である点が高く評価され、2007年7月に世界遺産登録された「石見銀山」があります。また、高さ5.2m、砂の容量1tの世界最大の「一年計砂時計」のある仁摩(にま)サンドミュージアムもあります。
島根県の西の端、「山陰の小京都」津和野町には日本5大稲荷のひとつの太鼓谷(たいこだに)稲荷神社があります。
特産品としては、宍道湖で獲れる「しじみ」は島根県の代表的な郷土の味覚です。松江市八束町(やつかちょう)(別名大根島)の牡丹は島根県の花であり、出荷量が年間約81万本と日本一の産地で、ヨーロッパやアメリカなどにも輸出され、シーズン(4〜5月)になると大輪の花があふれます。また、色つや、香り、甘味と三拍子そろった島根の西条柿は作付面積が日本一を誇ります。アムスメロンとわさび(水わさびと畑わさび合計面積)の栽培面積は全国2位、薬用にんじんは栽培面積、生産量とも全国3位などがあります。このほかにも、さまざまな特産品・観光地があります。
美肌・姫神の湯宿 玉造温泉には「ホテル玉泉(JA共済宿泊保養施設)」がありますので、ぜひ一度足を運んでみてください。