青森べこもち
弾力のある食感に、シンプルで上品な甘さが広がる昔ながらの味わい
材料(直径9cm、30cm×1本分)
- もち米粉560g
- うるち米粉560g
- 白砂糖250g
- 塩小さじ1 1/2
- 熱湯1 1/4カップ
- ぬるま湯3/4〜1 1/8カップ
- 黒砂糖125g
作り方
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生地(白)を作る。ボールにもち米粉、うるち米粉(それぞれ2/3量)、塩小さじ1と白砂糖を入れて混ぜ、熱湯の2/3量(約170ml)を回しかけながら全体を混ぜ合わせる。ぬるま湯1/2〜3/4カップ(100〜150ml)を少しずつ加えながら生地がまとまって耳たぶくらいの堅さになるまで混ぜ合わせる。取り出して表面がなめらかになるまでよくこねる。こねた生地の1/3量を5等分してそれぞれ円形にのばす。残りを長さ15cmの丸い棒状にまとめて縦半分に切り、台を2個作る。
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白の生地で円形の生地5枚とかまぼこ状の台2本を準備します。
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生地(茶)を作る。ボールにもち米粉、うるち米粉(それぞれ1/3量)、塩小さじ1/2と黒砂糖を入れて混ぜ、熱湯の1/3量(約80ml)を回しかけながら全体を混ぜ合わせる。ぬるま湯1/4〜3/8カップ(50〜75ml)を少しずつ加えながら生地がまとまって耳たぶくらいの堅さになるまで混ぜ合わせる。取り出して表面がなめらかになるまでよくこね、5等分して球状に丸める。
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直径7cm程度の茶色の球状のものが5つできます。
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1で円形にのばした生地(白)1枚に2を湿らせて1つのせ、のばしながら全体を包む。球状にととのえ、平らにのばす。残りの4つも同様に作り、それぞれ天面を湿らせて5段に重ねる。円の直径が15cm(台と同じ長さ)になるまで均一に押してつぶし広げる。中心を1cm幅くらいで縦に切り分け、半円2つと細長い棒状のものを1本作る。
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包めるほど生地が伸びないときはちぎって貼り、水をつけてつなぎ目をなじませます。
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台と同じ長さになるまで、平らにしっかり押しつぶします。
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細い棒状の段が1個、半円状の段が2個できます。
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半円の3の上下をつまみ、切り口をつぶして閉じ、形をととのえる。
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両端をつぶしてから、中央をつぶし、口をしっかり閉じます(完成形は右奥参照)。
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1の台を切り口を下にしておき、3の細い棒状の生地を横にしてのせ、4の閉じ口を中央に向けて台の左右にのせる。もう1個の1の台を切り口を上にしてのせる。湿らせながら全体を押しつけ、転がしながらつなぎ目をなじませて形をととのえる。両端のはみ出した部分を切り落とし、1cm幅に切って蒸し器で20分ほど蒸す。
〈ポイント〉
❶生地を乾かさないようにする。
生地から目を離すときは、ぬれぶきんをかける。
❷生地と生地の接着には、接着面に水をつける。-
形を組んだらそのままぎゅっと押しつけ、さらに四方をそれぞれ押し込みます。つなぎ目をなじませる前に手を濡らしておきましょう。
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蒸し器で蒸す直前の形。断面に模様が見えます。
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料理説明
5月の端午の節句の時期に食べられる祝い菓子。その原型は白と黒の2色の生地を使い、白黒まだらの牛(べこ)のように見えることが名前の由来とされています。下北地域で作られるべこもちは、北海道で見られる木の葉型と違ったかまぼこ状の形をしていて、最近では磨き上げた職人技で作られた、色鮮やかな美しい模様のべこもちも多数販売されています。