沖縄県では交通条件の悪化や商店街の減少などで、食料品など日常の買い物に不便な思いをしている人が増えています。高齢者が多い地域ではその傾向がさらに顕著です。そこで、地元のJAおきなわでは平成28年度からAコープによって移動購買車による地域住民が買い物しやすくなるように生活支援をしています。JA共済連沖縄は3台の移動購買車を寄贈して、この活動を支援することとしました。
寄贈された移動購買車には、沖縄の方言で「交差点」を意味する「あじまぁ号」という愛称が付けられました。ベースの軽トラックには冷蔵庫や陳列棚が設置され、食料品や日常雑貨など約400品目を積載することができます。現在、沖縄本島のほか宮古島でも稼動しています。
「あじまぁ号」による購買は買い物の不便を解消するだけでなく、高齢ドライバーの事故の防止や、地域のコミュニケーションの活性化、一人暮らしの高齢者の安否確認などさまざまな波及効果があり、地域の人々に喜ばれています。
JA共済連沖縄では、組合員や地域の皆さんが安心して暮らせる社会づくりを目指して、今後も地域貢献活動に取り組んでいきたいと思います。
平成28年~