地域の農業活性化につながる体験型農園「讃さんファーム」の展開を支援
ミニトマトを栽培する利用者。皆すぐに農作業にのめり込んでいるようでした
JA共済連香川は、JA香川県初の体験型農園「讃さんファーム」(丸亀市)の開設に伴い、イベントスペースの設置や中古農具の整備、駐車場の整備などの支援を行いました。本取り組みは、隣接する「ファーマーズマーケット 讃さん広場」(丸亀市)と連携した農業体験農園の体験により、農業に触れたことのない准組合員や地域の方に農業への理解や親しみを持ってもらうことを目的に行われたもの。JA共済連香川として、JAと地域住民が二人三脚で取り組む新たな地域農業づくりを支援するものとなりました。
体験型農園「讃さんファーム」では、季節に合わせた作物の作付けから収穫まで体験できるよう、JAの職員が栽培講習会を実施したり、交流会などのイベントを年に数回開催したりしています。ちなみに、必要な道具は敷地内の倉庫に一式揃っているため、手ぶらで農作業を体験することが可能。収穫の際には「こんなに収穫できるのか!」という驚きの声が多く上がっていました。一方で、「讃さん広場」に出荷している近隣の組合員の方からも「讃さんファーム」についてさまざまな意見をいただいており、興味を持っていただいているようです。さらに、「農園がきっかけで初めてJAまつりに参加した」「JAの准組合員になった」という嬉しいお声も聞くことができました。
JA共済連香川は、今後もさまざまな活動を通じて、香川県の農業活性化に貢献してまいります。
未来の農業を担う人材育成を目指し、県内の農業高校へ農業関連備品を寄贈
寄贈式(香川県立石田高等学校)の様子。香川県教育委員会(写真右)より感謝状をいただきました
寄贈したフォークリフトに試乗(香川県立石田高等学校)
寄贈した農業関連備品が、農業学習の充実に貢献できることを願っています(香川県立石田高等学校)
JA共済連香川は2017年3月~2018年7月にかけて、香川県内の5つの農業高校に向けて農業関連備品を寄贈しました。この活動は、地域・県内農業に向けた各種地域貢献活動を行う中で“地域農業のさらなる振興のためには、これからの農業を担っていく若い人材の育成無くして実現しない”という考えに至った経緯から、農業学習の充実に少しでも貢献することを目的として行われたものです。
寄贈式は県内の5つの農業高校でそれぞれ行われ、延べ約30人が参加。式では各高校の校長に目録を贈呈し、各高校から「寄贈いただいた農業機械を使って、農業学習に役立てていきたい」という旨のお礼と、香川県教育委員会からは感謝状を贈呈いただきました。寄贈式の終了後は各学校にて、農機具の視察や寄贈品の試乗なども行いました。
なお、計5回行われた寄贈式の日程と寄贈品は以下のとおりです。
2017年3月2日(木)「香川県立農業経営高等高校(綾歌郡)」へ“光選別機 一式”
2017年12月5日(火)「香川県立石田高等学校(さぬき市)」へ“フォークリフト”
2017年12月6日(水)「香川県立笠田高等学校(三豊市)」へ“真空脱気シーラー”
2018年7月23日(月)「香川県立飯山高等高校(丸亀市)」へ“後方小旋回機バックホー”
2018年7月27日(金)「香川県立高松南高等学校(高松市)」へ“ポット土入機 一式”
JA共済連香川では、今後もさまざまな活動を通じて、地域・農業の活性化に貢献していきたいと考えております。
2017年3月~2018年7月
「JA共済連香川の森」でヤマザクラの植樹などを実施
JA共済連香川では、森林保全に取り組むフォレストマッチング推進事業を平成23年度から実施しています。フォレストマッチング推進事業は香川県庁が平成19年度に開始した事業で、森林整備に関心の高い団体や企業と協力して森林づくりを行うものです。JA共済連香川は昨年度で5年間の契約期間が満了しましたが、その後も活動を継続しています。
平成29年度は11月25日(土)に、職員62名が参加してヤマザクラの植樹や竹の伐採を例年と同じく行いました。5年前に植えたヤマザクラは、かなり大きくなり職員の背丈以上に成長していました。初めて参加した職員は慣れない作業で戸惑いが見られたものの、慣れた職員が中心となって、作業はスムーズに進められました。
平成29年度は11月に香川県で第41回全国育樹祭が開催され、皇太子ご夫妻も来県して森づくりの大切さを確かめ合いました。全国育樹祭のテーマは、「森を育てる豊かな暮らし、森が育む確かな未来」。森を育て、身近にある緑を守ることが、森林の環境保全につながっていくと思います。
JA共済連香川は今後もこの活動を継続し、責任を持って「JA共済連香川の森」を見守っていきます。
平成29年9月