3,000人の大行進と100隻もの大船団がお祭りの主役!

豪華絢爛な神輿「御鳳輦(ごほうれん)」を先頭に、人々の行列や船の一団が賑やかに市内を巡る「天神祭」は、水の都・大阪の夏を代表するお祭り。951年に始まったとされ、江戸時代にはすでに日本三大祭の一つに数えられていました。催太鼓を勇ましく打ち鳴らしながら、3,000人の行列が神輿とともに市内を巡る「陸渡御(りくとぎょ)」と、提灯の光がきらきらと輝く船団が大川を遡る「船渡御(ふなとぎょ)」の2つがお祭りのメインイベント。船渡御が渡る中で川岸から奉納花火がバーンッ!!と打ち上がったとき、盛り上がりはピークを迎えます!

最後は手打ちでビシッと締める!それが天神祭

花火が終わる頃、船渡御を終えた御鳳輦は天満宮の境内へ到着し、お祭りの成功を祝う「大阪締め」がスタート。参加者全員が「打ちましょ(パンッパンッ)もひとつ、せぇ(パンッパンッ)祝うて、三度(パッパンッパンッ)」と、かけ声に合わせて手を打ちならし、天神祭は最後の盛り上がりを見せます。その後、神輿に乗った御神霊を本殿へ御還しする神事「還御祭(かんぎょさい)」が行われ、お祭りは終了。最後まで勢いの落ちない、「これぞ大阪!」と言わんばかりの賑わいにあふれた、天神祭を一目見てみては!