ドッコイショー!」のかけ声とともに秋田の夏が始まる!
長い竹竿にちょうちんをつるした巨大な竿燈(かんとう)をあやつり、差し手たちが力と技を競う「秋田竿燈まつり」。約280本にもおよぶ竿燈が会場を埋め尽し、「ドッコイショー、ドッコイショー」という威勢の良いかけ声が響き渡ります。その歴史は古く、厄よけやみそぎをして五穀豊穣を祈る行事として、約270年もの間受け継がれてきました。竿燈はたわわに実る稲穂を表すといわれ、日本有数の米どころ秋田ならではの夏の風物詩です。
くり広げられる職人技に、会場は熱狂の渦!
主役である竿燈は、一番大きいもので高さ約12m、重さ約50kg!これを白足袋姿の差し手たちが一人で持ち、手のひら、額、肩、腰に乗せてバランスをとりながら、力と技で竿燈を支える妙技を繰り出します。技をじっくりと観賞したい方は、昼間に行われる「妙技会」を見るのもおすすめ。妙技会では腕自慢の差し手たちが技を披露し、技の正確さや美しさなどを競います。力強くも可憐な職人技の数々を肌で感じてみてはいかがでしょう。