JA共済連宮崎は、地域住民のために移動購買店舗車両を導入した県内のJAに対し、購入費用の一部を助成しています。この移動購買店舗車両は、近年の高齢化・過疎化の進行により、日常生活圏に買い物をできる店舗がない、移動の交通手段を持たない高齢者世帯など、日常の買い物に支障が生じている地域が増加していることを受けて導入されたもの。週5日、曜日ごとにコースを決めて巡回し、車内に陳列されていない商品は注文を受けて次回周回時にお渡しする等、きめ細やかなサービスも行われています。

 2019117日(木)、移動購買店舗車両の活躍の様子を取材した際には、車両到着前から待っていた方、ご夫婦で仲良く買い物に来られた方々など、多くの利用者で賑わっていました。また、移動購買店舗車両の運営には、乗務員3名(運転手、Aコープの担当者、金融窓口の担当者)のほか、早朝から生鮮食品やお弁当等の仕込みをされる方など、多くの方が関わっています。早朝から準備を行い、決められた時間に山間地等も含む決められた場所に行くという大変な仕事ですが、それを感じさせない様子で取り組まれている姿がとても印象的でした。利用者の皆さんも、乗務員やご近所の方と会話しながら楽しそうに買い物されており、「とても助かっている」とのお声もいただきました。

 現在の高齢化・過疎化の進行において、移動購買店舗車両の存在意義は大変大きいと感じています。この活動が今後も続けていけるよう、JA共済連宮崎は地域貢献活動に尽力してまいります。

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