福岡がめ煮
ごろごろ入った大きめ具材にしょうゆと砂糖がしみ込んで、食べ応えも十分
材料(4人前)
- 鶏もも肉1枚(300g)
- にんじん1本(150g)
- ごぼう1本(150g)
- れんこん1節
- 干ししいたけ3枚
- こんにゃく1枚(200g)
- 里いも3個
- きぬさや10枚
- しょうゆ大さじ3
- みりん大さじ1
- 酒1/4カップ
- 砂糖大さじ2
- 塩少々
- うまみ調味料少々
- 水2カップ
- サラダ油適量
作り方
-
鶏肉は一口大に切る。ごぼうは皮をこそげて斜め切りにし、れんこんは皮をむいて一口大の乱切りにし、薄い酢水(分量外)にさらして水けをきる。こんにゃくはスプーンで一口大に切って鍋に入れ、かぶるくらいの水を加える。強火にかけて煮立て、2分ほど煮て水けをきる。干ししいたけは水1カップ(分量外)につけてもどし、もどし汁を残しておく。石づきを切り落として半分にそぎ切りにし、水けをきる。にんじんは皮をむいて一口大の乱切りにする。里いもは皮をむいて大きければ一口大に切り、塩でもみ洗いして熱湯で1分ゆでる。きぬさやはへたと筋を取ってさっとゆで、冷水にとって水けをきる。
-
鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、鶏肉を入れて両面に焼き色がつくまでよく炒める。1のきぬさや以外の残りの材料を加えて3分ほど炒め合わせ、酒をふって水としいたけのもどし汁を加える。煮立ったら弱めの中火にし、アクを取る。うまみ調味料をふり、砂糖、みりんを加えて落としぶたをする。8分ほど煮てしょうゆを加え、よく混ぜ合わせる。もう一度落としぶたをし、さらに10分ほど煮て器に盛り、きぬさやをのせる。
料理説明
以前はすっぽんを入れたから、いろいろな材料を混ぜる「がめ繰り込む」からなど名前の由来に諸説あり、祭りや祝いの席に欠かせない博多を代表する郷土料理。コク深い味わいが特徴で、他の地方でも「筑前煮」の名前で親しまれています。本来は素材を炒めずに調理するものですが、時間短縮のために炒める工程を加えてもおいしくいただくことができます。