JA共済連宮城は3月、高齢者を対象とした特殊詐欺被害の防止・予防を目的に、「特殊詐欺被害防止通帳・カードケース」2,500個を制作し、宮城県警察本部へ寄贈しました。

 県内におけるオレオレ詐欺等特殊詐欺の認知件数・被害金額は、12月末時点で前年1年間の総数を上回っており、被害者の約8割が65歳以上の高齢者です。犯人は警察官等を名乗り丁寧な口調で話を進めるため、多くの被害者は何の抵抗も無く、電話でキャッシュカードの暗証番号等の個人情報を回答してしまいます。
 このような状況を受け、県警本部では特殊詐欺の手口を知ることが防犯対策上重要であるとして、各種広報媒体を活用した情報発信や防犯キャンペーン等による啓発活動を行っており、今回の取り組みは県警本部から啓発資材制作支援の要請を受けて実施しました。

 寄贈した「特殊詐欺被害防止通帳・カードケース」は、通帳・カードケースとして継続的に使用いただけるもので、通帳・カードを出し入れする際、常に特殊詐欺への注意喚起を行うことができます。県内各警察署を通じて、高齢者に対する防犯講話、高齢者世帯への巡回連絡等で地域の皆さまへお配りする予定です。

 JA共済連宮城は、これからも高齢者の特殊詐欺被害防止・予防に寄与し、安心・安全に暮らせる地域社会づくりに貢献してまいります。

2022年3月