佐賀県は九州の北西部に位置し、東は福岡県、西は長崎県に接し、北は玄界灘、南は有明海に面しています。大阪まで約５００kmあるのに対し、朝鮮半島までは約２００km足らずと接近しており、かつては大陸文化の窓口として歴史的、文化的に重要な役割を果たしてきました。中でも有田・伊万里・唐津などの焼物が有名で、ぬけるような白磁に描かれた美しい絵柄の数々は、１７世紀後半にはヨーロッパに輸出され、多大な影響を与えたとのことです。
　また、農業が盛んで、米や小麦、大麦、たまねぎ、れんこん、いちごなどの農産物が代表的です。その他にも大豆やみかん、梨、茶も有数の生産量を誇ります。
　特産物としては佐賀牛（伊万里牛）、有明海海苔、呼子イカ、竹崎かに、かきなどが有名で、多くの人に好まれています。日本三大美肌の湯である嬉野温泉や、ＪＡ共済の保養施設「ホテル春慶屋」がある武雄温泉、古湯温泉など特色ある温泉地も多くありますので、グルメ旅にお越しいただき佐賀県産の食材をたっぷりとご堪能ください！
　次に、佐賀県の代表的な行事を紹介します。
　佐賀平野では、１１月上旬に「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が行われます。アジア最大級の熱気球大会で、国内外から多くのパイロットが参加します。１００機を超えるカラフルなバルーンが平野一帯に広がり佐賀の空を彩る光景は、風物詩となっています。
　また、毎年５月下旬頃には、干潟の上でのオリンピック「鹿島ガタリンピック」が開催されます。日本一干満の差がある有明海の干潟を利用して、どろんこになりながらユニークな競技を競い合うスポーツ（？）の祭典です。