「ハーイヤ」の掛け声で、東西分けての激闘がスタート!

東西分かれた世界一のわら綱を約15,000人の参加者で引き合う、沖縄の秋を彩る一大イベント「那覇大綱挽まつり」。綱引きでその年の吉兆を占う沖縄県の風習から生まれたこのお祭りは、琉球王朝時代から続いているといわれます。1995年に「世界一のわら綱」としてギネス認定され、全長は186m、総重量は約40t!鉦子(しょうぐ)の音と共にスタートし、「ハーイヤ」のかけ声を響かせながら勝敗を争う大綱挽きの迫力に目が離せません。

支度(したく)の登場で、会場の盛り上がりも最高潮!

大綱挽きでは、琉球の歴史上の人物に扮した「支度」が綱の上に登場し、引き手と会場をさらに盛り上げます。巨大な本綱には、大勢の人が挽けるよう、280もの手綱が付いており、誰でも自由に参加可能。力を合わせて綱を挽くことで“平和を引き寄せる”とされているので、商売繁盛・家庭円満・子宝など、願いを込めながら参加してはいかがでしょう。大綱は嘉例綱(かりーつな)と呼ばれる縁起物で、綱挽き後に切り分けられたものを持ち帰ることができます。