大漁旗をなびかせながら、波をかき分け進む!
神輿をのせた二艘(そう)の御座船(ござぶね)を筆頭に、漁船の一団が日本三景の松島湾内を渡御する海の祭典「塩竈(しおがま)みなと祭」。この地に住まう御祭神・鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)・志波彦大神(しわひこおおみかみ)を年に一度海にお連れするこのお祭りは、終戦直後に疲弊した街や市民の元気回復を祈願するために始められました。お祭りの前日、港では多くの縁日が軒をつらね、夜になると前夜祭として約7,000発の花火が華々しく打ち上げられ、お祭りの始まりを告げます!
神獣をかたどったカラフルな御座船がお祭りを牽引
お祭り当日、神を乗せた2つの神輿が「御発ち(おたち)!」というかけ声のもと神社を出発し、市内を巡りながら港へ向かいます。神輿を乗せる御座船は船首に龍や鳳凰をあしらった華やかな見た目をしており、お祭りを象徴する存在。神輿を背に船団を率いるその姿は神々しく、港からは歓声が上がります!港町らしい活気に満ちた塩竈みなと祭にぜひ一度お越しください。