天に向かって突き上がる豪快な火柱に大興奮!

正月飾りをくくり付けた松飾りを炊き上げて、その年の無病息災と五穀豊穣を祈る「どんど焼き」で有名な「勝山左義長まつり」。左議長は火祭りの行事のこと。地元では「サギッチョ」の愛称で親しまれており、正確な起源は不明ながら、少なくとも300年以上の歴史を持つといわれ、全国で行われる左義長の中でも一際規模が大きいことから、日本三大左義長の一つにも数えられています。ごうごうと音をたてながらきらきらと輝く14本もの火柱を見守る「どんど焼き」が、お祭りのフィナーレを飾ります。その勢いは凄まじく、遠くから見ていても熱風が顔に吹き当たるほどです!

軽妙なお囃子(はやし)が響き渡り、町中に笑顔が咲き乱れる

お祭りの楽しみは「どんど焼き」だけではありません。勝山左義長が“奇祭”と呼ばれるゆえんとなった「勝山左義長ばやし」を見ずして、お祭りを満喫したとはいえないでしょう。市街地に12基設置されるやぐらの上で、赤色の長襦袢(ながじばん)を着た男衆や子どもたちが三味線や笛の音色に合わせて面白おかしく太鼓を浮かれ叩き、観客の笑顔を誘います。町を挙げて愉快なひとときを過ごすのが勝山左義長まつり最大の魅力!ぜひ一度、痛快で笑顔あふれるお祭りに参加してみては。