愛媛県郷土料理レシピ

愛媛いも炊き

具材のうまみがしみ出した汁が、里いもと白玉のおいしさを引き立てます

作り方1はこちら

材料(2人前)

  • 里いも3個(200g)
  • 鶏もも肉(大)1/2枚(150g)
  • 油揚げ1枚
  • 生しいたけ3個
  • にんじん1/4本(40g)
  • 白玉粉50g
  • だし汁3カップ
  • 万能ねぎの小口切り適量
  • A
  • 砂糖大さじ1 1/2
  • みりん小さじ4
  • しょうゆ大さじ2
  • サラダ油大さじ1
  • 少々

作り方

  • 里いもは皮をむいて乱切りにし、塩をふってもむ。熱湯で3分ほど下ゆでする。鶏肉は一口大に切る。油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、2cm四方に切る。しいたけは軸を切り落として4つ割りにする。にんじんは皮をむき、半月切りにする。Aを混ぜ合わせておく。
  • ボールに白玉粉を入れ、生地がまとまって耳たぶくらいの堅さになるまで混ぜ合わせる。堅ければ水1/4カップ(分量外)を目安に少量ずつ加えながら再び混ぜ合わせる。10等分(直径2cm)にして丸め、中央を少しくぼませる。たっぷりの熱湯に加え、浮いてきたらそのまま1分ほどゆでて冷水にとる。
  • 鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、鶏肉を入れて色が変わるまで炒める。里いも、油揚げ、しいたけ、にんじんを加えて2分ほど炒め、だし汁を加える。煮立ったらアクをすくい、10分ほど煮る。里いもが柔らかくなったら2とAを加えてひと煮立ちさせる。器に盛り、万能ねぎをちらす。

料理説明

秋の社日(しゃにち)に土地の神様に新いもを供え、その年の豊作を祈願する西日本の風習が由来とされています。大洲市の「お籠り」と呼ばれる親睦行事が起源となって伝わったと言われていますが、現在は愛媛県内で月見を兼ねて行われています。具材は里いもと鶏肉を使うのが定番ですが、こんにゃくを入れるなど、家庭や地域によって異なります。また、里いもは愛媛県オリジナルの新品種「伊予美人」がおすすめ。白くきめ細やかな肉質で粘りが強く、丸々として形が揃っていて大変美味です。

愛媛宇和島鯛めし

あつあつご飯にのったぷりぷりの鯛が、だしと卵黄でまろやかな味わいに

作り方1はこちら

材料(2人前)

  • 真鯛の刺身150g
  • 海藻ミックス(乾燥)5g
  • 炊きたてのご飯400g
  • 万能ねぎの小口切り2本分
  • 2個
  • 刻みのり、白いりごま各適宜
  • しょうゆ大さじ1と1/2
  • だし汁大さじ4
  • A
  • みりん大さじ2
  • 小さじ2

作り方

  • 海藻ミックスは袋の表示通りに戻し、水けをしぼる。耐熱ボールにAを入れて混ぜ、レンジ(600W)で1分加熱する。
  • ボールにだし汁、しょうゆ、A、卵を入れ、鯛を加えて混ぜる。鯛を取り出して軽く汁けをきる。
  • ご飯を器に盛って鯛と海藻ミックスをのせ、2の調味液を回しかける。のりと万能ねぎをのせて白いりごまをふる。

料理説明

宇和島でとれた新鮮な真鯛をだしのきいた濃厚しょうゆだれと混ぜ、アツアツのご飯にのせて食べる丼料理。室町時代から戦国時代にかけて活躍した村上水軍が、戦中に手軽に食べられる料理として口にしていたことが始まりで、その後は漁師の間で船上料理として受け継がれてきました。酒盛り後の締め料理としてもおすすめです。