JA共済連三重は県内の農業高校を対象とした「GAP認証取得支援事業」を行っています。この活動は、生徒がGAP認証取得に向けた取り組みや学習したことを地域に発信し、農業を主体的に考える力を身に付けることを目的に展開しており、継続認証を取得するための費用を助成しています。

 GAPの継続認証を取得するには、維持審査を受け、承認を得る必要があります。生徒たちは、維持審査を受検するため先生の指導を受けながら資料(農場管理マニュアル、リスク評価表、収穫個数・出荷個数の確認、危険個所の改善、張り紙作成、倉庫などのレイアウト図など)の作成に取り組みました。

 また、GAPの認知向上のために、維持審査の公開、シンポジウムでの発表といった啓発活動にも取り組みました。生徒からは「知識の幅が広がった」「将来への自信が付いた」、先生からは「生徒自らが考え、実行し、さらにお互いが相談し合いながら改善を行っていくという、向上心や意欲、責任感、仲間への思いやりなど、多くの成長を感じることができました」といった喜びの声がありました。

 JA共済連三重は、これからも農業高校への支援を通じて、農業の将来を担う後継者の育成に貢献してまいります。

令和元年4月〜令和2年2月