老人ホームの入居権、消費者金融、クレジットカードなどの名義を借りる代わりに謝礼を支払うと持ちかけてくる『名義貸し詐欺』。
“名義貸しの行為は違法である”ことを理解し、甘い儲け話に乗らないことを徹底しましょう。
「名前を貸してほしい」は詐欺
犯人は「あなたには○○老人ホームの入居権を購入する権利があります。購入しない場合は、あなたの名前を使わせてほしい」などと言って名義貸しを求めてきます。あらかじめ自宅にカタログなどを送りつけてくるケースもあります。
おかしな話には応じない、うまい話や儲け話にも乗らないようにしましょう。
「名義貸しは違法になる」
「裁判になる」は詐欺
その後、名義貸しをはっきりと承諾していない場合でも、前とは別の会社の職員を名乗る者から電話があり「名義貸しは犯罪です。金融庁に知られると裁判になり、警察に逮捕されます」などと、被害者の不安をあおる脅し文句を言ってきます。
「裁判になる」「警察に逮捕される」等の言葉に動揺せず家族や相談機関に相談しましょう。
「解約の手続代金が必要になる」は詐欺
被害者が慌てて初めに連絡をしてきた会社へ電話をすると、弁護士を名乗る者が登場し、「今であれば解約手続ができます。手続代金として○百万円を送ってください」などと言って現金の送付や振り込みを促します。
「解約の手続代金」という言葉に動揺せず家族や相談機関に相談しましょう。