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意外なところに危険が潜む!? 我が家の防災チェック意外なところに危険が潜む!? 我が家の防災チェック

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意外なところに危険が潜む⁉︎?我が家の防災チェック

いつ、どこで起こるかわからない「地震」。
家族の安全なくらしを守るためには、事前にしっかりと準備をし、被害を最小限に抑えることが大切です。
まずは自宅の危険箇所をチェックして、災害に備えておきましょう。

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1

食器棚のガラス面はシートで
飛散防止

地震発生時に割れて散らばったガラスを踏み、ケガをして歩けなくなる場合も。食器棚のガラス面や窓ガラスには「ガラス飛散防止シート」を貼っておきましょう。万一ガラスが飛散した場合は、厚手の毛布を散らばったガラスの上に敷くのも有効です。

ここもチェック

落下によるケガの恐れがあるため、重たい食器や調理器具は棚の低い位置へ。
扉にはストッパーをつけましょう。また、L字型金具や突っ張り棒で固定をしましょう。

2

防災袋は、持ち出しやすい玄関に配置

緊急避難時に必要なものは両手が使えるリュックなどにまとめ、すぐに持ち出せる玄関などの脱出経路にフックなどにかけて置いておくこと。勝手口がある場合は、その付近にも配置しておくと安心。

ここもチェック

水や食料品、長期的な避難生活に必要なものは、2階や車の中、物置などに分散して置いておくと安心。

3

つり下げ式照明器具は
チェーンで補強を

つり下げ式の照明器具は地震の揺れに弱く、落下しやすいので注意。チェーンやひもなどの補強道具を使って、天井に多方向に固定するか、天井直付けタイプのものに交換を。

ここもチェック

蛍光灯は市販の筒状のカバーで破片の散乱を防止したり、両端を耐熱テープでとめて補強し、落下防止を。

4

テレビ・パソコンは
専用器具やマットで落下防止

テレビやパソコンなどの置き式家具は専用の器具を使って固定したり、粘着性のマットを敷いて落下を防ぎましょう。

ここもチェック

テレビなどの重いものは窓ガラスから離れた場所の低い位置に置き、落下したときの危険度を軽減しましょう。

5

棚などの大型家具は固定をして
転倒防止

大型家具はL字型金具を使い、柱や鴨居などの硬い部分に固定を。家具の上部が鴨居などから離れている場合はロープや転倒防止ベルトで固定してもOK。

ここもチェック

賃貸住宅や、壁の材質の問題で金具の取り付けが難しい場合は、転倒防止シートを敷いて家具の滑りを防ぎ、つっぱり棒で天井と家具を固定したり、箱で天井との隙間を埋めましょう。

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1

階段に物を置かない

避難の妨げになるため、階段・部屋の出入り口付近や廊下には極力物を置かないようにしましょう。また、火災の際は煙が階段に沿って上ります。特に燃えやすいものは置かないようにし、警報器や消火器を備えましょう。

ここもチェック

停電になっても避難できるよう、階段や廊下に蓄光テープを貼ったり、非常灯を設置しておきましょう。

2

浴槽の残り湯は溜めておく習慣を

浴槽の残り湯は地震や停電などで断水になった場合、 トイレの排水用として使えたり、ボヤ程度の火事のときには消火用としても役に立ちます。万が一のために水を溜めておく習慣をつけましょう。ただし、マンションの場合は上下階の排水設備が破損し、排水できないこともありますので注意しましょう。

ここもチェック

窓ガラス、鏡には飛散防止シートを貼っておきましょう。また、カミソリなどの小物は散乱しないようにまとめて収納を。

3

暖房・照明器具は
ベッドから離れた位置

暖房器具や置き型の照明器具が倒れると火災の原因となるため、ベッドやカーテン、洗濯物から離して配置。また、花瓶やアロマポットなど、水気のあるものは家電の近くに置かないようにしましょう。

ここもチェック

寝室に大型の家具を置く場合は、倒れにくい低い家具にしてしっかり固定を。ベッドなど人のいる方向や出入り口をふさぐ方向に倒れないよう配置しましょう。

4

スリッパを備える

地震発生時には床にガラス・家具などが散乱し、歩くことが困難になったりケガをするおそれが。寝室や子ども部屋のほか、各部屋にスリッパを常備しましょう。

ここもチェック

就寝中に大きな揺れや普段聞き慣れない音がしても、とっさの行動が取りづらいもの。
枕元には懐中電灯・携帯電話などのほか、閉じ込められてしまった時のために笛を準備し、就寝する習慣づけを。

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1

ドアは耐震性のものに取り替え、壁も補強

ドアは地震の揺れでずれが生じ、開かなくなることも。「耐震ドア枠」「耐震蝶番(ちょうつがい)」に取り替えておきましょう。

ここもチェック

壁の補強は、新たに耐震壁を増設すること以外にも、柱と柱の間に斜めに交差させる筋交い、壁下・床下・屋根下などの主要部分の地材として用いられる構造用合板による補強のほか、柱と土台を緊結する金具などを取り付け、既存の壁や土台と柱の接合部分を補強するなどの方法があります。

2

天井や柱は補強し建物の倒壊を防ぐ

地震の際は天井が落下するおそれが。構造用合板や火打ち梁などで補強をしましょう。特に吹き抜けや間取りの広い部屋はまわりの床や天井も補強を。

ここもチェック

柱や土台部分は、腐食やシロアリ被害などによって揺れに弱くなっている可能性が。定期的に点検をし、必要であれば部分的に交換するなどの補修をしましょう。

3

塀は補強・改修で倒壊被害を防止

通路に面したブロック塀や石積みの塀が倒壊すると、倒れてきたブロックでケガをする恐れや、通路をふさいで避難を妨げたり、救助や消防等の妨げになることも。鉄骨を入れ、控壁をつけるなどして補強するか、軽量なフェンスや生垣に変更をしましょう。

ここもチェック

重い瓦屋根は地震発生時に倒壊の危険性が高い傾向に。軽い素材の瓦や屋根材に変え、屋根の軽量化を図りましょう。

4

屋外に取り付けているものが
固定されているかチェック

プロパンガス、屋根のアンテナ、エアコンの室外機など、屋外に取り付けてあるものはきちんと固定されているか、破損がないかを確認。修理が必要な場合は、専門の業者に依頼して修理を行うこと。

ここもチェック

ベランダや出窓、バルコニーに置いてある植木鉢や陶器なども落下の可能性がありとても危険。置く時はきちんと固定をして落下防止を。

5

耐震性に不安があれば
建物の耐震診断を受ける

昭和56年以前の古い耐震基準で建てられた建物や、地盤が悪い土地の建物、壁や基礎にひび割れがある建物など、建物の耐震性が心配な場合は耐震診断を行ってみましょう。

ここもチェック

地方自治体によっては耐震診断を無料で受けられたり、費用の補助を受けられる場合があるので、各自治体の窓口へお問い合わせを。

監修/橋本真希(防災士、気象予報士)
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