自転車乗車中の
事故を防ぐために
自転車の交通事故が最も多いのは中・高校生です。
自転車通学時や友達の家に遊びに行く際などに、慣れによる注意不足や自己中心的な運転によって事故を招くケースも多いため、危険な運転をしないように、普段から繰り返し指導しましょう。また事故の際、被害者になることもあれば加害者になることもあり、相手に大ケガをさせて高額な賠償金を請求されるといったケースもあります。
普段からご家族で交通安全について話す機会を持ち、交通安全に対する意識を高めさせましょう。
危険な運転が招く事故を解説
まずは事故のリスクが身近にあることを伝えるために、どんな場面で、どんな事故が多いのかを伝えていきましょう。そして普段から、危険な行動をとっていないか振り返らせましょう。
自転車安全利用五則の徹底
自転車は車両の一種であり、自転車を安全に利用するために最低限守らなければならない交通ルールがあります。「自転車安全利用五則」を通じて、基本的な交通ルールを伝えていきましょう。
自転車の事故「巻き込み」
「映像で学ぶ!自転車交通安全教室」
特に車体の長いトラックなどは、前輪と後輪が通る場所の差=内輪差が大きく、後輪は前輪よりも内側を通ります。自転車がトラックと並行して走行しているときに、左折による巻き込みに合う危険があります。
巻き込み事故に注意し、危険を感じたら 車を先に行かせてから通行しましょう。
自転車の事故「安全不確認」
「映像で学ぶ!自転車交通安全教室」
交差点は交通事故が起こりやすい場所です。通行するときは、車や歩行者がいないか、必ず確認します。車の運転手や歩行者が、通行する自転車に気付いているとは限らないので、常に注意を払いましょう。
交差点では一度止まり、周りの安全を確認してから通行しましょう。
自転車の事故「一時不停止」
「映像で学ぶ!自転車交通安全教室」
一時停止の標識がある場所は多くの場合、見通しが悪いなど、交通事故が起こりやすい場所です。そのため一時停止の標識がある場所では、必ず一時止まり、周りの安全を確かめてから通行しなければいけません。
一時停止の標識がある場所では必ず一時止まり、危険がないか確かめましょう。
「安全不確認」による
自転車の事故
危険を予測する力を
身に付けよう
停車中の車の横を
通過しようとしています。
どのような危険が考えられますか?
進路を変更したときにぶつかってしまう危険があります。
さらに、停車中の車のドアが急に開いたり、
対向車と衝突する危険があります。
「二人乗り・傘さし運転」による
自転車の事故
「映像で学ぶ!自転車交通安全教室」
二人乗りや傘さし運転は違反です。バランスを崩しやすく、思わぬ方向へ暴走したり、転倒などの危険を伴います。また、傘さし運転は運転者の視界をさえぎって衝突を招くばかりか、片手運転にもなりさまざまな危険を招きます。
二人乗りや片手運転は絶対にせず自転車走行中は ハンドルをしっかりとにぎり、安全運転を心がけましょう。
さまざまな人の
人生を変えてしまう加害事故
自転車は軽車両の仲間であり、交通事故を起こしたら、さまざまな責任を問われます。未成年者が加害者となり被害者の一生に関わるケガをさせた場合、高額な賠償金が保護者に請求されることもあり、家族全体の問題となってしまいます。
道義的な責任
事故を起こして相手を傷つけてしまったら、加害者となった責任の重さを噛み締め、被害者を見舞い、誠実に謝罪しなくてはいけません。
刑事上の責任
交通違反をして事故を起こすと刑事上の責任を問われます。違反や被害の程度によっては重過失致死傷罪に問われ、重い刑罰が科せられます。
民事上の責任
損害を賠償する責任があり、多額の賠償金が発生することもあります。加害者が未成年者であり、本人が支払えない場合は保護者が支払うことになります。
高額賠償例
男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員と衝突。男性会社員に重大な障害が残った。
東京地方裁判所、平成20年6月5日判決
女子高校生が夜間、無灯火で携帯電話を操作しながら片手運転をし、看護師の女性に衝突。女性看護師は手足にしびれが残り、歩行困難な状況になって職を失った。
東京地方裁判所、平成17年11月25日判決
常に危険と隣り合わせであることを
意識させましょう
事故の加害者とならないために、「見えない場所から歩行者や自転車が来るのではないか?」という心構えで常に広い視野を持つことを意識させてください。
「違反」による自転車の事故
危険を予測する力を
身に付けよう
通過しようとしています。
どのような危険が考えられますか?
さらに、相手が無灯火の自転車の場合は 大きな事故につながる危険があります。
危険を予測する力を
身に付けよう
操作しながら横断歩道のある場所に
近づいています。
どのような危険が考えられますか?
ぶつかって大ケガをさせてしまう危険があります。
さらに、画面に気をとられ車道に出てしまい、
車と接触する危険があります。












