自転車乗るなら
ヘルメット!

〜かぶろう、大切な命を守るために〜

令和5年4月1日施行の改正道路交通法により、全ての自転車利用者に対してヘルメットの着用が努力義務化されました。ヘルメットの大切さ・着用効果を動画やチラシでわかりやすく解説します。

大切なルール!自転車安全利用五則

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安全のために、
しっかり守りましょう。

子どもだけでなく、大人もヘルメットの着用が努力義務となりました。

自転車安全利用五則

  1. 車道が原則、左側を通行
    歩道は例外、歩行者を優先
  2. 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
  3. 夜間はライトを点灯
  4. 飲酒運転は禁止
  5. ヘルメットを着用

動画で解説

ヘルメットの大切さを
動画で実感!

チラシのダウンロードはこちら

※衝突実験の映像を含んでいますので、
視聴の際はご留意ください(小学生篇を除く)。

  • 高齢者篇

    (約13分)

    夫婦2人で暮らす、高橋一孝と清美夫婦。ある日、ご近所に住む同世代の知人が自転車で事故に遭ったという知らせが。これをきっかけに、2人で自転車乗用時のヘルメットについて考えはじめる・・・。

    Media Player (297MB)
  • 大人篇

    (約13分)

    「髪型が乱れる」「面倒くさい」といった理由で、自転車乗用時のヘルメット着用をためらう井上晃司と純子夫妻。ある日テレビを見ていると、そんな2人の気持ちを見透かすような番組が・・・。

    Media Player (287MB)
  • 中高生篇

    (約9分)

    高校生の井上綾音。ある日、高校の自転車競技部の先輩、山本芳音に一目惚れした綾音は、先輩との距離を縮めるためにヘルメット着用を決意!果たして、この恋の行方は?

    Media Player (203MB)
  • 小学生篇

    (約11分)

    高学年になり、自転車に乗る時にヘルメットをかぶらなくなった小学5年生の井上柊。ある日、遊び疲れて寝てしまった柊に不思議なキャラクターが会いにきて・・・!?

    Media Player (253MB)
  • ダイジェスト篇

    (約3分)

    自転車乗用時のヘルメット着用について、必要性やポイントをまとめてご紹介します。

    Media Player (72MB)
  • 実験映像

    (約3分)

    ❶自転車と自動車の衝突実験
    ❷自転車単体の転倒実験(ヘルメット有り/ 無し)
    ❸頭部落下実験(ヘルメット有り/ 無し)
    一般財団法人 日本自動車研究所に委託して、
    ヘルメット着用の有効性を検証した映像です。

    Media Player (59MB)
ティモンディもヘルメットの大切さを実感!体験レポート動画はこちらティモンディもヘルメットの大切さを実感!体験レポート動画はこちら

実験で解説

ヘルメット着用の有効性をデータで実感!

実験映像の結果をデータでご紹介します。

検証自転車単体の転倒[一人乗車の場合]

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実験内容

自転車にまたがった状態で側方に転倒し、頭部を縁石にぶつけた時のヘルメットの有効性を検証する。

実験条件

  • ヘルメットは自転車用(SG基準適合品)を使用
  • 自転車は27インチのシティサイクル
  • ダミー人形の体格は身長 178 cm、体重 78 ㎏
    ※頭部に衝撃を検知する加速度センサーを内蔵
  • 対象物である縁石(相当)の高さは12 cm

実験委託先

一般財団法人 日本自動車研究所

頭部加速度(m/s²)
ヘルメット着用 ヘルメット非着用
1,680 4,066
側方転倒時における頭部加速度の発生状況
側方転倒時における頭部衝撃値(頭部加速度)

結果❶ まとめ

今回の実験条件下では、
ヘルメットを着用すると
転倒時の頭部衝撃値
約60%低減

注)衝撃値は、今回の実験条件下での結果であり全ての自転車事故に当てはまるものではありません。

HIC※ 重篤以上になる確率
ヘルメット着用 ヘルメット非着用 ヘルメット着用 ヘルメット非着用
878 2,360 9.8% 98.4%

※HIC(Head Injury Criterion)とは、頭部傷害基準。衝突安全評価基準の一項目で、自動車の衝突事故で乗員の頭部が受けた衝撃による減速度と持続時間をベースに数値化。HIC1,000以下は遊具や自動車の安全性能評価試験の基準値として用いられている。

側方転倒時におけるヘルメット着用・非着用によるHICと重篤リスクの関係

結果❷ まとめ

今回の実験条件下では、
ヘルメットを着用すると
転倒時に重篤以上に
なる確率
約98%
から約10%低減

注)重篤以上になる確率は、今回の実験条件下での結果であり全ての自転車事故に当てはまるものではありません。

結果❸ まとめ

ヘルメットは衝撃を受けた場合、内部の保護パッド(衝撃吸収ライナー)部材等によって、頭部に伝わる衝撃を吸収する構造であり、一度でも衝撃が加わったヘルメットは、衝撃吸収性能が低下している可能性がある。

検証自転車単体の転倒[二人乗りの場合]

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実験内容

自転車に二人乗りの状態で側方に転倒し、頭部を縁石にぶつけた時のヘルメットの有効性を検証する。

実験条件

  • ヘルメットは自転車用(SG基準適合品)を使用
  • 自転車は24インチのシティサイクル
  • ダミー人形の体格
    前:身長 150 cm、体重 50 ㎏
    後:身長 95 cm、体重 16 ㎏(3歳児相当)
    ※頭部に衝撃を検知する加速度センサーを内蔵
  • 子どもダミーはチャイルドシートを使用(ベルト固定あり)
  • 対象物である縁石(相当)の高さは12 cm

実験委託先

一般財団法人 日本自動車研究所

運転者

運転者の頭部加速度(m/s²)
ヘルメット着用 ヘルメット非着用
1,742 5,561
運転者の側方転倒時における頭部加速度の発生状況
運転者の側方転倒時における頭部衝撃値(頭部加速度)

子ども

子どもの頭部加速度(m/s²)
ヘルメット着用 ヘルメット非着用
1,144 2,549
子どもの側方転倒時における頭部加速度の発生状況
子どもの側方転倒時における頭部衝撃値(頭部加速度)

結果❶ まとめ

今回の実験条件下では、
ヘルメットを着用すると
転倒時の頭部衝撃値
運転者は約70%低減
子どもは約55%低減

注)衝撃値は、今回の実験条件下での結果であり全ての自転車事故に当てはまるものではありません。

HIC※ 重篤以上になる確率
ヘルメット着用 ヘルメット非着用 ヘルメット着用 ヘルメット非着用
運転者 882 6,252 6.8% 1.2%
子ども 378 741 100.0% 11.2%

※HIC(Head Injury Criterion)とは、頭部傷害基準。衝突安全評価基準の一項目で、自動車の衝突事故で乗員の頭部が受けた衝撃による減速度と持続時間をベースに数値化。HIC1,000以下は遊具や自動車の安全性能評価試験の基準値として用いられている。

運転者の側方転倒時におけるヘルメット着用・非着用によるHICと重篤化リスクの関係
子どもの側方転倒時におけるヘルメット着用・非着用によるHICと重篤リスクの関係

結果❷ まとめ

今回の実験条件下では、
ヘルメットを着用すると
転倒時に重篤以上に
なる確率

運転者は約98%から
約7%低減
子どもは約11%から
約1%低減

注)重篤以上になる確率は、今回の実験条件下での結果であり全ての自転車事故に当てはまるものではありません。

結果❸ まとめ

ヘルメットは衝撃を受けた場合、内部の保護パッド(衝撃吸収ライナー)部材等によって、頭部に伝わる衝撃を吸収する構造であり、一度でも衝撃が加わったヘルメットは、衝撃吸収性能が低下している可能性がある。

検証頭部への衝突[頭部落下による測定]

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実験内容

転倒時に頭部に加わる衝撃をヘルメットがどの程度低減できるかを検証する。
ダミー人形の頭部を所定の高さからコンクリート製の床面に落下させ、頭部に内蔵した加速度計で衝撃量を測定する。

実験条件

  • ヘルメットは自転車用(SG基準適合品)を使用
  • ダミー人形の頭部には衝撃を検知する加速度センサーを内蔵
  • 頭部に頚部を加えた重さは 5.4 ㎏
  • 落下高さ(h)は 38 cm、65 cm、80 cmの3水準

実験委託先

一般財団法人 日本自動車研究所

落下高さ 頭部加速度(m/s2
ヘルメット着用 ヘルメット非着用
38cm 851 2,364
65cm 1,151 3,896
80cm 1,314 4,750
落下高さ65cmにおける頭部加速度の発生状況
落下高さ別の頭部衝撃値(頭部加速度)

結果❶ まとめ

今回の実験条件下では、
ヘルメットを着用すると
全ての高さで
頭部衝撃値
60%以上低減

注)衝撃値は、今回の実験条件下での結果であり全ての自転車事故に当てはまるものではありません。

落下高さ(cm) HIC※ 重篤以上になる確率
ヘルメット着用 ヘルメット非着用 ヘルメット着用 ヘルメット非着用
38cm 851 708 0.2% 4.6%
65cm 335 1,941 0.5% 88.1%
80cm 523 2,843 1.7% 99.9%

※HIC(Head Injury Criterion)とは、頭部傷害基準。衝突安全評価基準の一項目で、自動車の衝突事故で乗員の頭部が受けた衝撃による減速度と持続時間をベースに数値化。HIC1,000以下は遊具や自動車の安全性能評価試験の基準値として用いられている。

落下高さ80cmにおけるヘルメット着用・非着用によるHICと重篤リスクの関係

結果❷ まとめ

今回の実験条件下では、
ヘルメットを着用すると
全ての高さで
重篤以上になる確率
2%以下低減

注)重篤以上になる確率は、今回の実験条件下での結果であり全ての自転車事故に当てはまるものではありません。

検証壁面衝突

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実験内容

実際の自転車を用いた壁面衝突実験を行い、自転車走行時に壁面と衝突した場合に頭部の打ちどころ及び衝突した衝撃度を推測することで、ヘルメットの着用効果を検証する。

実験条件

  • ヘルメットは自転車用(SG基準適合品)を使用
  • ダミー人形の頭部には衝撃を検知する加速度センサーを内蔵
  • 頭部に頚部を加えた重さは 5.4 ㎏
  • 走行スピードは時速20㎞
  • 対象物である壁面は鉄製の鋼材にベニヤ板(厚さ2㎝)を貼付け

実験委託先

一般財団法人 日本自動車研究所

20km/hの衝突実験

結果❶ まとめ

壁面への頭部衝突部位は
前頭部

画像解析による衝突速度

結果❷ まとめ

壁面に頭部が
二次衝突したときの
衝突速度は13.5 km/h

頭部の二次衝突速度 13.5 km/h=頭部の落下実験の落下高さ約80cm

結果❸ まとめ

20㎞/hの速度で真正面から
壁面へ衝突する
今回の実験条件下では、
ヘルメットを着用すると
衝撃値1/4低減

注)衝撃値は、今回の実験条件下での結果であり全ての自転車事故に当てはまるものではありません。

壁面衝突時の頭部二次衝突速度13.5㎞/h=頭部の落下実験の高さ約80㎝より

落下高さ(cm) HIC※ 重篤以上になる確率
ヘルメット着用 ヘルメット非着用 ヘルメット着用 ヘルメット非着用
80cm 523 2,843 1.7% 99.9%

※HIC(Head Injury Criterion)とは、頭部傷害基準。衝突安全評価基準の一項目で、自動車の衝突事故で乗員の頭部が受けた衝撃による減速度と持続時間をベースに数値化。HIC1,000以下は遊具や自動車の安全性能評価試験の基準値として用いられている。

落下高さ80cmにおけるヘルメット着用・非着用によるHICと重篤リスクの関係

結果❹ まとめ

20㎞/hの速度で真正面から
壁面へ衝突する
今回の実験条件下では、
ヘルメットを着用すると
重篤以上になる確率
約99%から
約2%低減

注)重篤以上になる確率は、今回の実験条件下での結果であり全ての自転車事故に当てはまるものではありません。