知っておきたい認知症介護のキホン

認知症介護を行うための3つの心得

認知症ケアは本人の意思ファースト

認知症 は“何もわからなくなる”病気ではありません。介護者は「こうしなければいけない」と行動を強要するのではなく、「どこに行きたいのか」「何がしたいのか」など本人の意思を確認し、一人の人間としての尊厳を守ることを心がけましょう。

否定はせず、共感する姿勢が大切

認知症の人のどのような言動にも、背景には必ず理由があります。言動を否定せずに受け入れ、共感する姿勢を常に持ちましょう。

相手の心の負担になってしまうため「頑張れ」「元気を出して」といった“励ます言葉”は使わず、「いつも見守っていますよ」と周囲が“見守っている”ことを繰り返し伝えて安心感を与えましょう。

本人をとりまく環境をなるべく変化させない

認知症を発症すると新しい物事を覚えられなくなり、環境に変化が起きると対応できずストレスを感じる場合も。健康や安全に影響がない範囲で、“今までどおりの状態”で過ごせるようサポートしましょう。

認知症になっても“突然何もできなくなる”わけではありません。本人ができることは些細なことでも積極的にやってもらうことが、身体・精神面の健康につながります。

認知症の主な症状

認知症の症状は、「中核症状」と「認知症に伴う行動・心理症状」の大きく2つに分かれます。

中核症状
程度の差はあるものの、認知症になるとほとんどの人に起こりうる症状です。
進行とともに現れる症状も増えていきます。
認知症に伴う行動・心理症状
すべての人に起こるわけではありませんが、中核症状が影響して起こる症状です。
その原因を探り、対処することで症状が改善することがあります。