げんきなカラダ

介護

長~く噛んで長~く健康に

元気な体の秘訣は「よく噛む」習慣にあり

噛むという行為はさまざまな病気の予防に効果があり、
私たちの体と心の健康維持に大きく関係しています。
ところが、シルバー世代の方は加齢によるあごの筋肉の衰えや、
むし歯や歯周病による歯の本数の減少が原因となり、噛む力が低下しやすい傾向にあります。
元気に老後を楽しむためにはよく噛む習慣をつけて、噛む力を維持することが欠かせません。

「よく噛む」ことでさまざまなリスクを回避できる

咀嚼には「ものを細かく噛みくだく」こと以外にもさまざまな効果があり、
よく耳にする怖い疾患しっかん(認知症や糖尿病など)の予防にもつながります。
噛むことが脳や体、心にどのような効果があるのか、気になる疾患について詳しく見ていきましょう。

まずは「よく噛む」習慣を身につけて!

噛む習慣を身につけることはむずかしいことではありません。
身近なものを利用したり、日頃から少し意識するだけで取り入れられる
3つのポイントをご紹介します。

ガムは時間や場所を選ばずに噛むことができ、
通常1枚につき約500回噛むと言われており、
噛む習慣づけにぴったりです。
噛むときは「ゆっくり・しっかり」噛むことを意識するように心がけましょう。
そうすることで脳が活性化されます。

噛む力は足腰などと同じで、
使わなければどんどん低下していきます。
適度に歯ごたえのあるものも食べるようにして、
噛む力を維持するようにしましょう!

噛むことを習慣づけるために、食事の時に一口ごとに箸を置き、
一口一口ゆっくり噛んで食べることを心がけてみましょう。
この食べ方は食べ過ぎを抑え、
肥満を抑えることにもつながります。

長~く噛んで、長~く元気な毎日を!

やわらかいものが多い現代の食事では噛む回数が減り、世代を問わず噛む力の低下が懸念されています。
しかし、医学の進歩によって平均寿命が伸びた現代だからこそ、いつまでも健康で元気な日々を送れるよう「しっかり噛むこと」の大切さに目を向けることが重要です。

監修/小野塚 實先生(日本体育大学保健医療学部整復医療学科教授・咀嚼と脳の研究所所長)