交通事故対策
交通事故のない社会をめざして交通事故の未然防止や交通事故被害者支援など、
さまざまな活動に取り組んでいます。
自賠責共済運用益
拠出事業
自賠責共済は、加入が義務付けられた社会政策的な共済であることから、利益も損失も生じない「ノーロス・ノープロフィットの原則」で運営されており、契約者から共済掛金をお預かりしてから共済金をお支払いするまでの間、滞留した資金の運用益についても、その全額を準備金として積立てることが法令で定められております。
この準備金については、将来の自賠責共済の収支改善のための財源とするほか、自動車事故防止対策、救急医療体制の整備、自動車事故被害者救済等に必要な費用など、被害者保護の増進等に資する施策に活用できるとされております。
JA共済ではこの準備金(運用益)を活用し、自動車事故の被害にあわれた方の支援や交通安全啓発活動などの自賠責共済運用益拠出事業を運営しております。
2024年度自賠責運用益拠出
事業一覧
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- (1)全国一斉交通安全運動の協賛
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全国のJA等で交通安全運動期間中に同運動ポスターを掲示し、交通事故防止を図る。【内閣府他】
拠出額:1,000千円
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- (2)シートベルト・チャイルドシート着用推進運動の協賛
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シートベルト・チャイルドシート着用促進の広報活動等により交通事故防止を図る。【シートベルト・チャイルドシート着用推進協議会】
拠出額:1,000千円
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- (3)自動車点検整備推進運動の協賛
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自動車点検整備推進運動に協賛し、交通事故の防止を図る。【自動車点検整備推進協議会】
拠出額:500千円
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- (4)交通安全スローガン・ポスター募集事業への協賛
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交通安全スローガンおよび当該スローガンを使用したポスターの募集を行い、優秀作品を活用した啓発活動を実施し交通事故の防止を図る。【毎日新聞社・(一財)全日本交通安全協会】
拠出額:2,750千円
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- (5)全日本交通安全協会の支援
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交通安全に関する広報活動、交通安全表彰、交通安全教育の推進等を実施する(一財)全日本交通安全協会を支援し、交通事故の防止を図る。【(一財)全日本交通安全協会】
拠出額:2,000千円
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- (6)反射材を活用した交通安全啓発活動の実施
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夜間の交通事故防止に効果的な反射材の普及促進を図るため、反射材フェアに協賛する。【(一財)全日本交通安全協会(後援予定:警察庁)】
拠出額:6,500千円
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- (7)生徒向け自転車交通安全教室の実施
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全国各地で、中高生を対象とした交通事故の実演(スタントマン)により自転車事故の危険性を学ぶ交通安全教室を開催し、交通事故の未然防止を図る。【JA共済連・各都道府県警察本部】
拠出額:239,750千円
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- (8)シルバー世代向け交通安全教室の実施
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高齢者を対象とした交通安全講話や敏捷性測定等の交通安全教室を開催し、交通事故の未然防止を図る。【JA・JA共済連】
拠出額:88,000千円
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- (9)シルバー世代向け自動車安全運転診断の実施
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高齢者を対象とした交通事故未然防止に向けた自動車安全運転診断等により、交通安全意識の向上促進を図る。【JA・JA共済連】
拠出額:83,200千円
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- (10)交通安全啓発活動の浸透・定着に向けた取組み
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関係団体・行政(警察庁・PTA協議会等)に対し、JA共済が制作した交通事故防止対策コンテンツについて一元的にまとめた情報発信を定期的に実施し、効果的な展開・活用促進を図る。【JA・JA共済連】
拠出額:10,000千円
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- (11)歩行者向け交通安全啓発活動の実施
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薄暮時間帯・夜間の歩行中事故削減に向けた啓発活動を実施し、反射材の着用促進を図る。【JA・JA共済連】
拠出額:60,000千円
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- (1)救急医療機器等購入費補助
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地域の救急医療を担う厚生連病院等に対して救急医療機器等の購入費を補助し、救急医療体制の整備と被害者救済を図る。全国の厚生連病院103病院のうち、95病院が救急告示を、30病院がへき地医療拠点病院指定を受けている。(令和5年3月31日現在)【厚生連病院他】
拠出額:345,000千円
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- (2)救急ヘリ普及推進活動の支援
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救急医療用ヘリに関する啓発・広報活動を支援し、救急医療体制の整備と被害者救済を図る。【認定NPO法人救急ヘリ病院ネットワーク】
拠出額:5,500千円
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- (1)自賠責制度周知活動の実施
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自賠責共済・保険の未加入車両の解消を図る自賠責制度周知活動を通じて、被害者救済を図る。【国土交通省他】
拠出額:3,000千円
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- (2)交通事故無料法律相談事業の支援
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自動車事故損害賠償に関する無料法律相談事業を支援し、被害者救済を図る。【(公財)交通事故紛争処理センター】
拠出額:47,335千円
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- (3)交通事故無料法律相談機関の支援
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交通事故に関する無料法律相談機関を支援し、被害者救済を図る。【(公財)日弁連交通事故相談センター】
拠出額:20,000千円
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- (4)介助犬の普及支援
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身体障害者の日常生活を補助する介助犬の普及活動を支援し、被害者救済を図る。【(社福)日本介助犬協会・NPO法人日本補助犬情報センター・JA・JA共済連】
拠出額:50,050千円
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- (5)交通事故医療研究の支援
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交通事故医療に関する研究を公募のうえ選定した医療研究25件に助成し、医療の進歩に寄与することを通じて被害者救済を図る。【公募】
拠出額:25,000千円
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- (6)(公財)交通遺児等育成基金の支援
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交通遺児の生活基盤安定を目的とする(公財)交通遺児等育成基金を支援し、被害者救済を図る。【(公財)交通遺児等育成基金】
拠出額:2,781千円
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- (7)(公財)交通遺児育英会の支援
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交通遺児の修学を援助する(公財)交通遺児育英会を支援し、被害者救済を図る。【(公財)交通遺児育英会】
拠出額:10,000千円
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- (1)適正な後遺障害認定に資する医療研究に対する支援の実施
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交通事故医療に関する臨床的研究を対象に、研究課題を特定して公募のうえ選定した医療研究に助成し、交通事故被害者に対する適正な後遺障害認定に資する。【公募】
拠出額:8,500千円
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- (1)医療分野研修等の実施
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医療分野研修を実施し、医療費支払の適正化を図る。【(一社)JA共済総合研究所】
拠出額:55,200千円
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自賠責共済運用益等使途選定委員会の委員名簿・議事録等
自賠責運用益拠出事業(交通事故医療研究助成)の公募
JA共済では、医師等の臨床研究を助成することで、交通事故医療の進歩発展を促進し、被害者の早期社会復帰に寄与するため、「交通事故医療研究助成」を行っています。
なお、「JA共済交通事故医療研究助成」と「JA共済交通事故医療研究助成【課題研究】」のいずれか一方へのご応募をお願いいたします。
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JA共済 交通事故医療研究助成
募集内容の詳細については、「令和7年度JA共済交通事故医療研究助成募集のご案内」をご覧いただき、「令和7年度JA共済交通事故医療研究助成申請書」に必要事項を記入のうえ、事務局までご応募ください。
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JA共済 交通事故医療研究助成
【課題研究】
令和7年度 研究課題【外傷性脳損傷後のリハビリテーション・社会復帰に関する臨床研究 】令和7年度の研究課題は【外傷性脳損傷後のリハビリテーション・社会復帰に関する研究 】です。
募集内容の詳細については、「令和7年度JA共済交通事故医療研究助成【課題研究】募集のご案内」をご覧いただき、「令和7年度JA共済交通事故医療研究助成【課題研究】申請書 」に必要事項を記入のうえ、事務局までご応募ください。 -
JA共済 交通事故医療研究
助成研究成果一覧JA共済では 2007 年より、交通事故被害者の救命および社会復帰の促進を目的とし、交通事故医療に関する臨床的研究に対し研究助成を行っております。これまで 300 テーマを超える研究に助成を実施している中で、これらの研究成果は国内外の医学誌に掲載されており、ここでは掲載論文の一部を紹介いたします。