JA共済連鹿児島は令和2年8月に、徳之島におけるイノシシによるサトウキビや馬鈴薯など農作物の食害被害対策として、イノシシ捕獲用罠箱の製作・設置による害獣駆除活動を支援しました。

 徳之島では近年、基幹作目であるサトウキビのイノシシによる食害が深刻な問題となっており、特に今年は、島内各地域で甚大な被害が発生しました。害獣被害により生産農家の生産意欲が減退するなど、島内のサトウキビ生産を取り巻く環境は厳しい現状にあります。このような状況を踏まえて、JAのサトウキビ部会は地元猟友会と協力し、1頭でもイノシシを減らして生産農家の生産意欲向上・反収向上を図ることを目的に、イノシシ箱罠を4基製作し、圃場近くに設置しました。

 4基のうち、先に設置した1基からは4頭が捕獲できたことが確認され、生産農家の皆さまからは安堵の声をいただきました。本取り組みの成果を通じて、皆さまの生産意欲向上に役立っていることを実感でき、嬉しく思っています。

 JA共済連鹿児島は、これからもさまざまな活動を通じて、皆さまが安心して暮らせる地域づくりに貢献してまいります。

令和2年8月